うつ病なび

うつ病に悩める人や家族のための役立つ情報

耳鳴りがする患者さんの耳の下部は硬直している。

首筋が硬くなると耳鳴りがする理由。 

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うつ病患者さんには耳鳴りがする方が、非常に多いと感じています。これは偶然ではなく、うつ病患者さんの殆どが首筋が硬くなっている事に原因が考えられます。

特に耳たぶの直下の首筋がピアノ線のようにピーンと張っているような方の多くは耳鳴りがする場合が良くみられます。耳たぶ直下の首筋の硬直が酷くなると一日中耳の中で音がすると訴えられる患者さんもいます。

一般的に耳鳴りの音で高音で「キーン」という音の場合には症状が軽く施術ですぐに改善される場合が多いです。

それに対して「ジーン」という音や血液が流れる音がするという場合には状態が酷く改善に要する時間も必要になってきますし、首筋の硬直もかなり酷い状態である事を確認する事ができます。

なぜこのようにうつ病の患者さんの首筋が硬直することにより耳鳴りが起こるのかということは、ハッキリした理由はわかりません。

しかし耳たぶの下の首筋から耳周辺の組織へ流れている血管がたくさんあり、その血管を首筋の凝りで締め付けて耳の機能が十分に働くための栄養が供給されていないのではないかという仮説に基づき施術を行っています。

耳鳴りの原因は耳鼻科へ行っても異常は発見されません。そのように耳鼻科でいわれて当院のホームページで改善されるかもと思い来店されるうつ病の患者さんが殆どです。

耳鳴りの原因となっている凝りを取り除く

 

軽度の耳鳴りの場合には一度の施術を施すことで改善される場合が殆どですが、この部位の硬直も一般的な整体やマッサージでとれる事はありません。この凝りは深層筋肉の凝りで筋肉の奥深くに存在する凝りです。

この耳たぶの直下の首筋には老廃物が蓄積されています。老廃物というのは言い換えると疲労物質で、疲労が外に排出されずに、この部位に長期間蓄積されたものです。

疲労物質が長期間筋肉内に留まると筋肉を硬直させますが、これがいわゆる凝りです。そしてこの老廃物が筋肉内に短期的に留まっている場合にはその部位を刺激すると強い痛みを感じますが、長期間にわたって、そのような状態にさらされると痛みも感じなくなり鈍感になり筋肉の質も低下し筋肉が脂肪の塊の様な状態になります。

この様に筋肉の質が悪くなると凝りも取りづらくなってきます。むしろ痛みを感じている間は筋肉の状態が悪くはない状態だと言えます。

深層筋肉に蓄積された疲労物質を取り除く

身体のどの部分でも表面的な筋肉と深層筋肉があります。明確に分かれているのではなく便宜上で筋肉の深い部位を深層筋肉と読んでいます。

正式には深部筋とよばれ一方筋肉の表面近くの筋肉は表在筋と呼ばれます。どのような症状であっても例外はなく根本的な問題は筋肉の表面にはありません。必ず深層筋肉にあります。

深層筋肉の凝りを緩めることで、おのずと表面的な筋肉も緩みますので深層筋肉だけを意識して緩める事で十分です。一般的な治療院や整体院で行っていないのがこの深層筋肉の硬直を緩める事です。

表面的な筋肉は緩める事は、いとも簡単に緩める事ができますので一般的な整体院や治療院が行っている事です。一方深層筋肉を緩める事は極めて体力を要したり身体の深部の凝りをとらえる技術力が必要になってきます。

この深層筋肉の凝りというのはわずかの期間で形成されるものではなく数十年もの間からだの中にとどまっている凝りです。疲労物質を外に排出する事ができなかった老廃物を蓄積しその老廃物が筋肉を硬く骨のような硬さにさせています。

したがって簡単に緩める事は不可能なのです。なぜ当院がこの深層筋肉にこだわり深層筋肉を緩める事を一番大切にしているかというとこの深層筋肉を緩めると血流の流れが大きく変わるからです。

血流の流れを変えることが症状を改善するために一番大切な事だという事を施術体験上深く認識していますし、実際に数十年もの間改善されなかった症状が改善するような事が日常茶飯事のように起こるからです。