うつ病なび

うつ病に悩める人や家族のための役立つ情報

殆どのうつ病患者さんは食後に吐き気を感じている。

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多くのうつ病患者さんは、食後に吐き気を感じています。当院では、うつ病を改善させる上で吐き気を改善させる事は極めて重要な位置づけをしています。

この吐き気は、何故起こるのかという疑問がありますが殆どの場合には特別な病気によるものではなく胃の働きが低下している為に起こります。

来店される患者さんの多くは、吐き気が酷い場合には病院で検査をうけて問題がないと確認した上で来店されます。多くの場合にはうつ病を訴え来店されますが、合わせて吐き気を感じている場合が殆どです。

仮に吐き気を感じていなくとも胃の働きが殆どの患者さんは低下しています。

胃の働きが低下すると全身の血流が悪くなる。

当院に来店される方の殆どは胃の働きが低下しています。なぜそれが分かるのかと申しますといくつかの特徴があります。

  • 胃の裏側の筋肉が盛り上がっている。
  • 胃の裏側を刺激すると痛みを感じるために「ウッ」と息を止める。
  • 全身の筋肉にゆとりがない。
  • 横隔膜が動かなくなり呼吸が浅くなっている。

胃の働きの悪い人は胃の周辺の血流も悪く胃の裏が硬直して凝りとなり盛り上がっています。そしてこの部位を刺激すると痛みに耐えられずに息を止めます。

胃の働きが悪いと全身の血流も悪くなり、全身の筋肉も硬直していてゆったりとしていません。

胃の周辺が硬く、そのせいで横隔膜も自由に動きづらく結果として多くの患者さんは息苦しさを感じています。

何故胃の働きが悪くなり吐き気を感じているのか?

いくつかの理由がありますが、一つは長期に渡るストレスを感じ続けてきた事によります。ストレスを感じている時には、全身に微弱な力を入れています。特に胃の周辺や心臓の周辺には力が入っています。

なぜ、力を入れるのかといいますと不快感を感じなくするために無意識に行われています。今後ストレスを感じている時に自分の身体を観察してみてもらえれば良く分かるかと思いますが、緊張している時やストレスを感じている時には身体に力が入っています。

力を入れるだけではなく呼吸を浅くしています。呼吸を浅くして身体に力を入れると感覚が鈍化して不快感を感じにくくするのです。このような行為は無意識に行われていますので、あまり気づいていません。

逆の事を考えると理解できるかもしれません。例えば澄み切った自然の中などではより心地良さを感じたい為に胸いっぱいに呼吸をすってリラックスしているはずです。

人は感じたい時には呼吸をしっかりとして筋肉を緩め、感じたくない時にはその反対の行為を無意識にしています。

この不快感を感じたくないために、呼吸を止めて筋肉に力を入れ続けるような行為を何年もの間行っていると筋肉内に老廃物が蓄積してやがてそれが凝りとなり血流も悪くなります。

胃の周辺が硬くなるのもこのような理由で起こりますが、この胃の周辺の筋肉が硬くなる事で胃の血流も悪くなります。そして食事をしても胃の働きが悪い為にしっかりと消化する事が出来ずに吐き気となっ顕われます。